反正天皇陵古墳 [田出井山古墳]

2012.01.28

堺東駅からインベントリーへ来る時に通る堺の名所に「反正天皇陵古墳(田出井山古墳)」があります。

反正天皇陵古墳[田出井山古墳]の鳥居

反正天皇陵古墳 宮内庁の注意書き反正天皇陵古墳の整備された石

百舌鳥古墳群の北端にある前方部を南に向けた前方後円墳で、百舌鳥3陵の一つで百舌鳥耳原北陵とも呼ばれ、現在は百舌鳥耳原三陵の北陵・反正天皇陵として宮内庁が管理しています。墳丘の規模は全長約148m、後円部径約76m、高さ約14m、前方部幅約110m、高さ約15mで百舌鳥古墳群では7番目の大きさです。仁徳天皇陵古墳の1/3ほどの大きさで、天皇陵では小さいほうですが理由はよくわかっていません。墳丘は3段に築かれその形や出土した埴輪から、仁徳天皇陵古墳(大仙古墳)より少し新しい、5世紀後半頃に造られたと考えられています。

現在一重の盾型周濠がめぐっていますが、前方部外周で行われた発掘調査で、かつて二重濠があったことが確認されています。陪塚と推定される2基の古墳の存在や二重濠など、大型前方後円墳として不足のない姿の古墳ですが、仁徳天皇陵古墳や履中天皇陵古墳(石津ヶ丘古墳)あるいはニサンザイ古墳に比べ、規模がかなり小さいことから、反正天皇陵とすることを疑問とする意見も少なくありません。また、古墳の形からニサンザイ古墳と同時期と考えられており、そのためニサンザイ古墳を反正天皇陵と考えている人もいます。

スポット詳細:反正天皇陵古墳(田出井山古墳)

ご存知の通り堺市には数多くの古墳が存在します。
この近くに、失礼ながら非常に小さな古墳もあります。
一目見ただけでは古墳なのか空き地なのか分からないくらいの古墳です。
そちらは、次の機会に紹介する事にします。

是非、インベントリーに来社の際は反正天皇陵古墳ご覧ください。

反正天皇陵古墳 [田出井山古墳]

大阪府堺市堺区北三国ヶ丘町2丁


大きな地図で見る

このブログ記事をシェア

この記事の投稿者

unknown
unknown
  1. ホーム
  2. ブログ
  3. 反正天皇陵古墳 [田出井山古墳]