ビジョナリーカンパニー 時代を超える生存の原則
2012.12.19
38冊目
ジム・コリンズ氏とジェリー・I. ポラス氏の著書「ビジョナリーカンパニー 時代を超える生存の原則」を読みました。翻訳には山岡洋一氏。
以前に読んだサイバーエージェント藤田氏の「渋谷ではたらく社長の告白」にこの本を読んで、ビジョナリーカンパニーを作ろうと思ってサイバーエージェントを立ち上げたと書かれていたので読んでみました。
読んで、読み直して、また読んで、読み直して、寝かしてみてまた読んで、結果読むのに相当時間かかりましたが・・・。
以下、近作で主にビジョナリーカンパニーとしてあげられている企業
- 3M
- アメリカン・エキスプレス
- ボーイング
- フォード
- GE
- ヒューレットパッカード
- IBM
- ジョンソン&ジョンソン
- モトローラー
- P&G
- ソニー
- ウォルトディズニー
- ウォルマート
これら企業と、比較企業の違いを明確に説明してくれています。
日本を代表してSONYとケンウッドがこの本には登場するんですがそれも日本人としては嬉しい
ビジョナリーカンパニー 各章
第一章 最高のなかの最高
第二章 時を告げるのでは、時計をつくる
第三章 利益を超えて
第四章 基本理念を維持し、進歩を促す
第五章 社運を賭けた大胆な目標
第六章 カルトのような文化
第七章 大量のものを試して、うまくいったものを残す
第八章 生え抜きの経営陣
第九章 決して満足しない
第十章 はじまりの終わり
からなるこの本は確かに為になる。
七章の大量の物を試してみる。これは本ではorじゃなくandで行うと。
確かに、一つの事に拘りがちですが、多くのもを、一つではなく同時に行う重要性は最近になって凄く身にしみて感じています。
僕たちのような小さな会社は、予算、行動力、期間などを考えるとどうしても1つの事を徹底して行おうとしがちですが、必要であれば同時に複数の物をもっと積極的に試していくべきだと納得させられました。工夫次第です。
そして何より、企業としての理念の大切さを改めて認識させられました。
1回2回の読み直しでは自分の物にできなさそうなので引き続き読み直す事となりますが、続編も合わせて読んでいく事になるのでこの本とは長い付き合いになりそうです。